アンケート結果からみる、最新動向まとめ 宣伝部門の現在地2026

公開日:2026年6月01日

毎年恒例となっている、「広告・宣伝/マーケティング/広報」の部長によるアンケート特集。ここでは、各社の回答に掲載しきれなかった設問も含めて集計し、全体を俯瞰した結果を分析した。

総評

宣伝部門に期待される役割は、「ブランド価値の向上」を軸にしながら、売上・利益、顧客体験、統合コミュニケーションへ広がっている。部門が担う手段はデジタル広告、イベント、SNS、自社メディア、マス広告まで幅広く、AI活用も検討段階から実務段階へ進んだ。今後は、技術導入そのものよりも、顧客理解を起点にブランドと事業成果をつなぐ戦略設計力が問われていくと言えそうだ。

Q1 現在、自社の宣伝部門に期待されている役割について、当てはまるものを最大3つお選びください。

期待されている役割としては、「ブランド価値の向上」が25件と突出し、回答企業の4分の3が選択した。次いで「売上・利益の向上」16件、「認知・話題の創出」13件。宣伝部門には、単なる露出獲得にとどまらず、ブランドの中長期価値と事業成果の双方に責任を持つ役割が求められている...

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この記事が含まれる特集

マーコム組織の機能と役割・最新戦略

広告だけでは生活者を動かせない時代、企業の宣伝部門には「広告」を主軸としたマーケティング・コミュニケーションから、拡張する役割が求められています。SNSや口コミ、PR、オウンドメディアなど、いわゆるトリプルメディアを横断して生活者との接点を設計する「コミュニケーションデザイン」の中核として、宣伝部はどのように進化しつつあるのでしょうか。本特集では、企業の宣伝部長を対象にアンケート調査を実施し、組織の役割の変化、担う業務領域の拡張、社内での位置付けの変化など、その実態を明らかにします。加えて、生成AIをはじめとするAI技術の導入が、広告制作、メディア運用、生活者理解、クリエイティブ開発といった宣伝・広告の現場にどのような影響を与えているのかについても調査。現場の実務責任者の声を通じて、広告中心の宣伝部から統合的なコミュニケーション設計を担う組織へと変化する企業コミュニケーションの現在地と、その先の方向性を探ります。

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