
5月最終月曜日のメモリアルデーから夏本番になるアメリカ。学校は2カ月半の休暇に入り、海や山へ出かけ屋外で過ごす時間も長くなる。炭酸飲料水の消費が伸びるこの時期に、各企業は夏キャンペーンをスタートしており、熱い市場獲得合戦を展開している。
コカ·コーラはZ世代に「夏を楽しんで」とメッセージ
炭酸飲料水市場トップのコカ・コーラは5月末、南アフリカ出身の歌手・タイラを起用したキャンペーン“Enjoy the moment with aCoca-Cola”を開始した。
CM“Road Trip”は、大学を卒業した女性が引っ越し中に学生時代を思い出していると、目の前に突然コーラ瓶が現れる。それをひと口飲むと、場面は一転して、仲間とオープンカーで旅に出ているシーンに切り替わる。横を見れば並走する車にはタイラが乗っていて、彼女たちに手を振っている。歓声を上げる女性たち。“Grab an ice cold Coca-Cola and enjoy summer”(氷のように冷えたコーラを手に取って、夏を楽しもう)のナレーションで終わる、という内容だ。
「新しい世代の人たちにはこの夏をゆっくり楽しんでほしい」とマーケティング副社長スー・リン・チャ氏はプレスリリースで述べている。
また、キャンペーン広告の二次元コードをスキャンすると、映画招待券や旅行などが当たる抽選会にエントリー...