商品が発売されるたびに、素材にこだわった高品質なおいしさとユニークな“擬人化”により、大きな話題となる三島食品。プロモーション活動をほぼ行わない同社は、顧客をどのようにとらえ、話題を生み出しているのか。広報を担当する佐伯俊彦氏の考えを聞く。

混ぜごはんの素「うめこ®」(画像左)と「ひろし」(画像右)。選りすぐりの原料からなるカリカリ梅と広島菜が使用されている。
「ふりかけ3姉妹」との関係は?話題を呼んだ「うめこ®」の発売
三島食品の混ぜごはんの素「うめこ®」は、発売した2020年に目標比657%、翌2021年にも前年比123%の年間販売数量を誇るヒット商品。
2020年は看板商品「ゆかり®」の50周年。「うめこ®」と同時期に周年記念商品「減塩ゆかり®」も発売され、「うめこ®」は陰に隠れた存在であり社内の期待も大きくなかったという。しかし、いざ発売されると「うめこ®」は...