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機能を超える、価値をつくる!コモディティ時代の商品開発

『DIME』編集長が考えるヒット「商品」の共通点

  • 安田典人氏(小学館)

ヒットする商品・サービスの傾向は変わってきている。ビジネスパーソン向けに、家電・ファッション・マネーなどさまざまな情報を発信するトレンドマガジン『DIME』の編集長に、近年のヒット商品、世の中の流れについて聞いた。

編集者目線ではなく、生活者目線で捉えて特集を企画している。

モノが売れない時代のトレンドマガジンの編集方針

働き盛りの30~40代ビジネスパーソンが気になる情報を深掘りし、好奇心や購買意欲を刺激するトレンドマガジン『DIME』。モノが売れないと言われる時代に、読者や編集方針にはどのような変化があるのか。

編集長の安田氏は、「今まではスピード重視で新製品の情報を発信していました。ですがネットに情報が溢れている時代、読者は雑誌にそれを求めてはいません。今のタイミングで読者が欲しい情報は何か、を常に考えて特集や企画をつくっています」と話す。

そういった中で重視しているのが、商品が売れていることを示すリアルな数字だ。「DIMEのDはデータのD。最近の読者は、数字に反応する傾向が強くなりました。ムダ使いをしたくないしとにかくコスパを重視する。だから多くの人に支持されているものがさらに売れる傾向があります」。

同誌では、8月号の大特集で上半期のヒット商品の総括をする。メーカーに商品の売上や販売数などの情報提供を求めるが、数字は出せないと言われることが多いという。

「今の時代、消費者も何の情報を信用したらいいか判断がつかなくなっている。だからこそ売れていることを伝える手段として、数字を使ったほうが効果的だと思います。例えば、サントリーの『金麦』のCMでは販売本数を明記していましたが、私はわかりやすくていいと感じました。今の時代、イメージだけではモノは売れません。より数字が重要になるのではないでしょうか」と安田氏は話す。

『DIME』編集部がまとめるヒット商品の5つのキーワード

また読者の反響が良いのはランキングやヒット商品関連の記事だという …

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機能を超える、価値をつくる!コモディティ時代の商品開発

日本市場では商品の機能性だけで差別化がしづらい、コモディティ化が進んでいると言われて久しい状況です。それでは、この環境において「何を目指して」、商品を開発すればよいのでしょうか。本特集では、技術開発以外の「商品開発」の新たな基軸を最先端の企業、事例から考えていきます。消費者が「独自性を持った価値」を感じることができることをゴールに、これからの商品開発のアプローチを考えます。