厳しい環境下でも、新しい顧客を開拓し、新しいブランド価値を発信し、支持を集め続けているブランドがあります。こうしたブランドを統括するマネージャーに、現状の課題から担当ブランドの戦略、注目のマーケティング手法や消費トレンド、最新の取り組みまでを聞きました。
※社名50音順で掲載
39 みんなの食卓【日本ハム】
食物アレルギーの有無に関わらず
すべての人に食べる喜びを

マーケティングのコンセプト
みんなの食卓(R)シリーズは、食物アレルギーでお悩みの皆さまが、クラスや家族みんなで、同じメニューを囲める幸せを願って開発しました。
注目のメディア・手法
医療現場、教育現場、家庭、産業界のつながりが十分ではありません。食物アレルギーと診断された後の治療、ご家庭における食生活、学校や保育園での給食、外食店やホテル等のアレルギー対応など、取り組みがより連携していける方法やツールがあればと感じています。
最大の課題
食物アレルギーにまつわる情報は多岐にわたり、正しい知識を広める努力がさらに必要と考えます。


2月のアレルギー週間に合わせた啓発を目的に、新聞で記事広告を展開。3月にはアレルギーの授業も実施。
注目の消費トレンド
1 代行サービス
2 孫疲れ
3 圏外旅行

マーケティング室
課長
長嶋佐和子
1998年入社。開発、営業を経て、広告宣伝を手がける。
40 フロスティ【日本ケロッグ】
少子化によるカテゴリー縮小傾向の中
ファンを増やし、ロイヤルユーザー化する

マーケティングのコンセプト
過去、フロスティブランドでは、小学生をターゲットにマーケティングを行ってきました。近年では子ども向けの活動だけではなく、商品のショッパーであるお母さん・お父さんに向けたマーケティング活動も行っています。商品を納得して購入いただき、最終的にファンとなっていただけるようにコンシューマージャーニーを組み立てています。
注目のメディア・手法
AIについて注目しています。特にデジタルマーケティングの分野ではすぐにでも活用できる部分があると認識しています。ただ、それだけに留まらず、消費者を楽しくさせることができるAIを用いたマーケティング活動についても興味があります。
最大の課題
子どもの減少に伴い、子ども向けシリアルカテゴリは減少傾向にあります。子ども向け商品のファンを増やし、ロイヤルユーザー化することでブランドの成長を目指しています。


「ケロッグファミリー アンバサダー」のイベントの様子。イベント実施や商品モニターなどでファンを増やし続けています。
注目の消費トレンド
1 インスタ映え消費
2 スナックワールド
3 キッズウィーク

マーケティング部
ブランドマネージャー
半谷純也
2015年入社。子ども向けブランドに加えて、大人向けのフルーツグラノラブランドも2016年秋より兼任。
41 コカ・コーラ【日本コカ・コーラ】
炭酸製品の選択の幅が広がる中
コカ・コーラ製品を手に取る習慣を確立したい

マーケティングのコンセプト
6月19日から展開しているサマーキャンペーンのコンセプトは、「アツい夏こそ、キン冷えコーク!」です。暑い夏に飲むキンキンに冷えたコカ・コーラは特別です。示温インクをラベルに使用した、キンキンに冷えたことがわかる「コールドサインボトル」で、コカ・コーラの美味しさを楽しめます。
注目のメディア・手法
自社アプリの「コークオン」です。スマートフォンを自動販売機につなげることができ、お客さまに合ったサービスを提供することが可能になってきました。お客さまにもメリットがあり、コカ・コーラの自動販売機チャネルで、コカ・コーラ製品を飲んでいただくという習慣を確立していくことができるツールです。
最大の課題
市場において、炭酸製品の多様多種化により選択の幅が広がっていく中で、実際に消費者の方々の生活において、コカ・コーラ製品を手に取っていただくことが課題です。


今年のサマーキャンペーンのキービジュアルです。コールドサインボトルで、暑い夏にコカ・コーラをキンキンに冷やして楽しめます。
注目の消費トレンド
1 健康志向
2 ─
3 ─

マーケティング本部 炭酸カテゴリー コカ・コーラ™グループ
シニアマネジャー
大澤央人
コカ・コーラ™グループにて、年間のビジネスプランの策定のサポートと、各キャンペーンの戦略と市場実行を担当。
42 ハーゲンダッツ クリスピーサンド
【ハーゲンダッツ ジャパン】
日々膨大な情報に触れるWeb・SNS時代
誰かに言いたくなる商品・情報の提供が重要

マーケティングのコンセプト
ちょっと贅沢で豊かな時間を過ごしたいと思ったときに、思い出してもらえるブランドにしていきたいと考えています ...