
デジタルマーケターはブランド再生の請負人
長年にわたり、デジタル領域を含むマーケティング業務に関わってきたUmang Shah氏。現在は、アンディ・ウォーホルも描いたスープ缶でおなじみ、150年の歴史を持つ食品会社のキャンベルで、ソーシャル&デジタルマーケティングを統括している。
キャンベルのようなビッグブランドにおけるデジタルマーケターの役割とは「テクノロジーの力を活用してイノベーションを起こし、『企業がもう一度、消費者にとって意味のある会社になること』を手助けすること」だとShah氏。同氏はこれまで、マイクロソフト、ウォールマートといったさまざまな業種業態の企業でマーケティングに携わり、ブランドを再生させてきた。
Shah氏は、ブランドが消費者にとって「Stay relevant(関係性、意義のある状態)」であり続けるための5つの原則を提示した。
(1)Hard decisions(難しい決断)
過去の成功体験に安閑としてはいけない。物事が軌道に乗っているときこそ …