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米マーケターの53%、リアルタイム・データを使用したキャンペーンに積極的

公開日:2014年1月05日

  • 松本泰輔

新たなSNSやテクノロジーなど、米国企業が取り入れ始めている最先端のマーケティング実例をレポートします。

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2013年のスーパーボウルで突然の停電に見舞われた際、オレオはとっさにユーモアあふれるツイートでテレビを見ながらツイッターを利用していた消費者の心を掴み、1万6000件のリツイートと8000人の新規フォロワーを獲得した。

消費者が現在、欲している情報や巷で起こっている現象を瞬時にキャッチ・分析し、ブランドと消費者を結ぶメッセージを送るマーケティング手法である「リアルタイム・マーケティング」。リアルタイムまたはリアルタイムに近い状況で消費者とインタラクティブにコミュニケーションを行うので、活動の舞台はツイッターやフェイスブックなどソーシャルメディアが中心となる。リサーチ会社インフォグループが企業マーケターを対象に2013年1月行った調査によると、53%が「2013年にリアルタイム・データを使用したキャンペーンを行う予定である」と答え「使う予定はない」と答えた企業(11%)を大きく上回り、2014年もこの傾向は続くと予測されている。

機転を利かせたオレオ

2013年のNFLスーパーボウルでは試合中、突然停電になり、両チームはもちろん放送局・広告主・視聴者は手持ち無沙汰の状態に陥った。すでにツイッター上では多くの企業が試合状況に合わせてツイートしていたが、オレオ・クッキーは予定を変更し次のようにつぶやいた・・・・・・。「Power out?No problem. YOU CAN STILLDUNK IN THE DARK」(停電?大丈夫です。暗闇でもオレオをミルクにひたすことはできます)。試合が中断している間、オレオでも食べてリラックスしてくださいね、というわけだ。洒落たツイートと暗闇に浮かぶオレオ・クッキーの写真はユーザーの心を和ませ、同社は翌日までに1万6000ものリツイートと新規フォロワー8000人を獲得した。

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先進企業の最新事例を現地から松本泰輔氏がレポートします。