メディアは社会課題を解決するパートナー ギークスが展開する地域との連携

公開日:2026年4月01日

  • ギークス

IT人材活用を手がけるギークスは2025年、約8年ぶりに北海道と広島へ新たな拠点を開設した。背景にあったのは、地方のIT人材不足への危機感だ。課題解決に向けて同社が重視したのが、新聞をはじめとする地域メディアとの関係構築。その狙いと実践を追う。

ギークスが主軸とするのは、ITフリーランスと企業をマッチングするエージェント事業。グループ企業も含め、IT人材不足という社会課題に対して貢献する方針を掲げている。

地方へ行くほどIT人材の母数は限られ、採用活動は困難を極める。結果として、新サービスの開発や社内システムのDX化が進まず、企業成長が停滞。さらに、案件の少なさや単価の低さから若手人材が首都圏へ流出してしまうという悪循環が生まれている。

こうした状況を解決すべく、同社は以前から地方での活動に力を入れてきた。例えば、地方営業部(当時)が主体となり、専門的な知見を持つ人材の活用を支援する自治体運営の「プロフェッショナル人材戦略拠点」に登録。自治体からIT人材不足に悩む企業を紹介してもらうなどといった取り組みを進めていた。

リモートワークの普及により、地方にいながら首都圏の案件に参画するフリーランスが増加したことも追い風となったという。長年温めてきた想いと、現場で積み重ねてきた実績。それらが結実し、満を持しての拠点開設へとつながった。

拠点開設前のイベントで布石

拠点開設にあたり、同社が広報戦略の核に据えたのが、地域メディアとの連携だ。広報・サスティナビリティ推進部で社外広報の主担当を...

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ストーリーをつむぐメディアリレーション

企業が社会と向き合ううえで、メディアとの関係は今も重要な接点のひとつです。しかし、メディア環境が大きく変化するなかで、単に取材を獲得することだけでは、広報活動の価値を十分に捉えることはできなくなりつつあります。ニュースはどのように生まれ、どのような文脈の中で記事として形づくられていくのでしょうか。企業が発信する情報と、メディアが伝えるストーリー。その接点にあるのがメディアリレーションです。広報活動において、取材の実現は大切な成果です。しかし、それはゴールではありません。露出に至るまでの情報設計、記事化の過程、そして露出の後に続く関係。こうした一連のコミュニケーションの積み重ねが、企業と社会の関係を形づくっていきます。そこで本特集では、「ストーリーをつむぐ メディアリレーション」をテーマに、寄稿やインタビュー、事例を通して、メディアとの関係をコミュニケーション全体のプロセスとして捉える視点を提示します。

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