ブランド力や人材力は企業価値を左右するといわれながら、M&Aの評価にも買収後の経営にも個別に反映されないことが多い。見えない資産はなぜ曖昧なまま置き去りにされるのか。事業再生を専門とするコンサルタントが、ビジネスDDを使って企業固有の価値を掘り下げる技法を語った。
寺嶋直史氏は事業再生を専門とし、事業DD(デューデリジェンス)と実行支援の実績は200件以上。製造、卸売、小売、サービス、飲食、宿泊、建築と幅広い業種を手がける。「非財務価値は一般論のまま語られがちで、掘り下げが不十分なため企業特有の価値に到達していない」と指摘する。
曖昧なまま買われる非財務価値
M&Aの株式価値評価には時価純資産+営業権法、EBITDA...

