事業構造改革を経て、次の成長局面へと進むユーグレナ。会社が変われば、その変化を伝えるコミュニケーションも変える必要がある。IRとPRの視点を行き来し、社外から返ってきた問いを次の発信へつなげる取り組みを追った。
POINT
① 経営の変化を捉え、発信のあり方を見直す
② IRとPRの視点を行き来し、相手に届く形へ翻訳する
③ 社外から得た問いや反応を、次の発信へつなげる
ユーグレナでは2024年以降、事業構造改革を進めてきた。2025年1月には希望退職も実施。経営としてまず優先したのは、社内の構造改革を進め、収益体質を改善することだった。その間、IRや広報の体制も縮小。社外へのコミュニケーションより、まずは事業そのものを変えていくことに力が注がれたという。
転機になったのは、改革の成果が見え始めた2025年末から2026年にかけてだ。投資家との面談を重ねる中で浮かび上がったのが、会社の中で起きている変化が、社外には十分伝わっていないという課題だった。「事業構造改革を進め、業績も改善してきました。一方で、その変化をIRとPRが連携して、きちんと伝えていく必要があると感じるようになりました」と、経営戦略部コーポレートコミュニケーション課課長(IR/PR/サステナビリティ統括)の宮澤郁穂氏は振り返る。
そこで同社は2026年から、IRとPRの連携を改めて強化した。宮澤氏自身、IRの現場でPRとの連動性を実感する場面が増えていた。投資家との面談で、メディア掲載を見たことが話題に上ったり、...


