システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

変化に対応する!新時代の企業ブランド

ブランド価値を社内から高める!見える化・自分ごと化、そして行動化へ

  • 岡田裕幸(B.I.Pジャパン)

いくら会社が方針を定め、未来のブランドを示したとしても、ブランドを体現していくのは、社員。社内での認知が進んでいなければ、ブランド価値を上げていくことは難しい。本稿では、インターナル・ブランディングを進めていくステップを紹介する。

社員のモチベーション向上や社内活性化は重要な経営課題であり、多くの企業がその課題に向けた施策に取り組んでいます。また、市場環境が複雑化する中、自社のアイデンティティ(=らしさ)の再確認、再構築に取り組む企業が増えています。

こうした状況と相まって、ブランドというひとつの旗印のもとで、トップと社員が価値観や方向性を共有し、社内からブランド価値向上を目指す「インターナル・ブランディング」が重視されるようになっているのです。

インターナル・ブランディングの目的は「ブランドの社内浸透を図ること」と「ブランドを基軸に社内の活性化を図ること」の2つであり、それぞれ次のような活動視点が挙げられます。

目的❶
ブランドの社内浸透を図る

●ブランドに対する社内の認識を高める。

●自社ブランドが提供する価値や方向性を社内で共有する。

●社員が自社ブランドらしい行動をするようになる。

目的❷
ブランドを基軸に社内の活性化を図る

●企業あるいは事業のビジョンやミッションなどに対する認識を高める。

●方向性や価値観についてトップと社員のベクトルを合わせる。

●社員の意識やモチベーションを高め、より良い社内環境や企業風土をつくる。

社員のロイヤルティや現状認識を把握する社内ブランド意識調査を含め、目的の達成を目指す様々な施策は、ブランド価値向上だけでなく企業体質の改善にもつながります。「インターナル・ブランディング」は、経営において今後益々重要になると考えられます。

“らしさ”を理解し行動へ

インターナル・ブランディングは、社員が自社ブランド“らしさ”やその提供価値を認識し、それに基づく行動につなぐことが基本です。

社員が“らしさ”や提供価値を認知・共有することから始まり、それを理解して共感・納得し、行動できるようにするプロセスを踏みます。そして、その実践には「見える化」「自分ごと化」「行動化」という3つのステップが重要となります。ここでは、広報担当者が推進役になることもあります。

この記事の続きを読むには定期購読にご登録ください

月額

1,000

円で約

3,000

記事が読み放題!

この記事をシェア

この記事が含まれる特集

変化に対応する!新時代の企業ブランド

コロナ禍に加え、物価高による影響も出ている昨今。環境変化に伴い事業やサービス内容の変更・改善も行われています。そうした変化の中で、スーテークホルダーからの信頼を維持するには、組織の言行一致が重要になります。事業やサービスの背景にある、企業の存在意義を様々な接点で発信できているでしょうか。企業が目指す姿を社内で日常的に意識しながら行動できているでしょうか。企業ブランドを育てていくには、企業の実態や、どのようなイメージを持たれているか客観的に把握し、社内外のコミュニケーションを円滑にする、広報の役割が欠かせません。

記事一覧

MEET US ON