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社会の変化に対応する「状況判断」力

取り組んだ改革、広報の醍醐味(1)

ステークホルダーの拡大にSNS発信も担うなど、広報領域は年々、拡大。さらにこのコロナ下で状況判断が難しくなる中、次代の広報パーソンにはぜひベテラン広報の声に耳を傾け、広報活動の醍醐味を感じてもらいたい。

    「Shop Smallプロジェクト」販促ではなく広報領域として捉え中小店舗の重要性を伝える

    Shop Small。当社が米国で開始した取り組みで、街の中小店舗での買い物を促進する世界的なムーブメントに成長しました。日本においては、2017年にアメリカン・エキスプレスの日本での創業100周年を記念し、創業の地である横浜において、Shop Smallの日本版として初めて「SHOP LOCAL(ショップローカル)」をパイロット展開。本年で5年目を迎え、その規模は年々拡大しています。

    2020年には日本全国で10万を超す中小店舗が参加した取り組みに成長しました。カード会員を対象にしたキャッシュバックキャンペーンとともに、店舗内でのソーシャルディスタンス維持を啓発する資材、除菌用ハンドスプレーなどの衛生用品をあわせて無償提供することで、自粛していた中小加盟店のビジネス再開を多角的に支援しました。

    この取り組みでは、広報戦略が重要な役割を担っており、単にアメックス・カードの利用促進キャンペーンにするのではなく、消費者やメディア、行政を巻き込む事で、コミュニティーにおける中小店舗の重要性を伝える事に成功しています。

    Shop Smallのプロジェクト。「WELCOME BACK」の文字が入ったPOPを店舗に貼り、歓迎ムードを醸成。

    今後求められる広報スキル

    世界の潮流と自社を結び付ける力

    自身の会社や業界にとって一見直接関係がないと思われる社会の潮流を敏感に察知し、自身のステークホルダーに将来どのように影響が及ぶかを世界的視野で考えられる能力です。

    ベテランが教える
    ワンポイントアドバイス

    ソーシャルリスニングについて学ぶとよいと思います。自社や業界が日々どのようにステークホルダーの間で語られているのか、日本だけではなく世界ではどのように評価されているのか、高い感度を持って日々理解する上で非常に効果的だと感じています。

    アメリカン・エキスプレス
    広報・副社長
    津釡宜祥氏

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社会の変化に対応する「状況判断」力

ESG経営、デジタルリスク、リモートワーク。事業環境が大きく変わる中で、コミュニケーションを担う広報の「状況判断」力が重要になってきています。多様なステークホルダーとの関係構築を通じ、客観的に企業の現状・リスクを把握しそこから成長機会を見出し、ポジティブな未来へと変換していく。そんな役割を担う広報パーソンは今、どんな価値を創造できるのか。社会における広報のパーパス(存在意義)は何か、150号を機に改めて考えていきます。

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