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BtoB 新コミュニケーション

BtoBスタートアップ企業のメディア戦略、導入事例の広報が転機に

BtoBスタートアップ企業にとって「知名度の高い企業がサービスを採用」といった導入実績はメディア露出を増やすチャンス。その導入背景に、社会的な関心事や業界の課題が絡んでいれば、ニュースバリューは高まる。

DATA
広報部広報室 1人
従業員数 139人

    キーワード

    #マニュアル #働き方改革 #生産性向上 #導入リリース #共同記者会見

「メディア露出は、コミュニケーションの一手段でしかありません。やみくもにアプローチするのではなく、今ステークホルダーにどのような態度変容を起こしたいフェーズなのか、事業の成長度合いや経営課題に合わせた広報の目的を、経営者と確認しながら進めることがスタートアップ広報では大事になると思います」。こう話すのは、マニュアル作成・共有システム「Teachme Biz」などを提供するスタートアップ企業、スタディストで広報を務める朝倉慶子氏だ。同社が『WBS』などで露出するまでには、のようなステップを踏んできたという。

❶プロダクト・経営者自身に新奇性がある時

➡スタートアップ企業をよく取材しているメディアへアプローチ
知名度はなくても面白ければ取り上げてもらいやすい

❷創業から少し経ち、メディアに発表する案件が少なくなってきた時

➡社会貢献の文脈でプロダクトの価値や創業ストーリーを伝える
日々の報道をキャッチアップし、世の中のトレンドも掛け合わせて発信

❸導入事例が集まってきた時

➡知名度の高い企業が導入したら、導入が決まった時点で業界紙などへ発信
地域での導入があれば、地域メディアへアプローチ

❹大手メディアへアプローチしたい時

➡記者が探しているテーマについて他社事例を含めて提案、関係性を深める
サービスについての社会的な意義を打ち出す

スタディストでは、企業の成長フェーズに合わせた広報戦略で、大手メディアからの取材も来るようになった。

図 企業の成長に合わせ、メディアリレーションズはどう変化?

著名企業の導入事例が転機

スタディストが創業6年目の時に広報未経験で入社した朝倉氏は、外部の広報勉強会などに参加しながら、広報室をゼロから立ち上げた。転機となったのは、すかいらーくが「Teachme Biz」を導入した時の広報活動だった。すかいらーくを主役にしたリリースを連名で出し、記者会見も開いたところ、大手メディアが集まった(写真下)。「すかいらーく様が人材育成についてどのように考えているのか語っていただければ、サービス導入に至った価値がもっと伝わる。そう考え、駄目元で...

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社会における存在価値を、実際の取り組み内容とビジョンをもとに語っていく。ステークホルダーから選ばれ続けるために、こうした視点が欠かせなくなってきています。社会課題の解決に対して関心や共感が集まる流れは、一般への認知が低い製品・サービスを扱うBtoB企業にとってチャンスでもあります。複雑な技術や商品の訴求にとどまるのではなく、ステークホルダーが関心を寄せる、社会における価値を可視化していく動きをレポートします。

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