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目的の明確化で効果測定を見直す

社員が主役の『逆境エピソード』で共感生み、社内活性や採用に成果

広報担当者の業務として、メディアリレーションだけでなくオウンドメディアで自社の取り組みなどを継続的に伝えることも重要になってきた。発信の目的や成果をどのように捉えているだろうか。

シナネンホールディングス公式note
社員へのインタビュー記事を中心に、月に約1本ペースで記事を投稿している。
URL:https://note.sinanengroup.co.jp/

「エネルギーと住まいと暮らしのサービスで、地域すべてのお客様の快適な生活の実現に貢献する」をミッションに掲げるシナネンホールディングス。現在は電気やガス、石油といったエネルギーの販売を中心に様々な事業を展開している。そんな同社が情報プラットホーム「note」に開設した企業公式アカウントでは、主に社員がこれまでに経験した“逆境エピソード”を紹介。

開設から約1年半、同アカウントは社内のコミュニケーションツールや社員のモチベーション向上に留まらず、社外コミュニケーションの活性化や採用活動などにも貢献している。

正しい企業理解でファン醸成

公式noteの立ち上げは2021年。同社経営企画部 広報IRチームの吉田明子氏は、立ち上げの経緯を次のように説明する。

「理由は大きく2つあります。ひとつ目は、当社社長の『社員の取り組みや頑張りをメディアで発信してもらうことで、本人のモチベーションや自信に繋げたい』という思いでした。しかし当社はエネルギー商社という業態上、目立った取り組みや目新しいトピックスが頻繁にあるわけではないため、大手メディアに取り上げてもらうのはハードルが高い。そこで自分たちでオウンドメディアを立ち上げ、自ら社員について発信しようと考えました」。

もうひとつの理由は、中途採用のターゲットに向けた情報発信の媒体が無かったこと。「当社には中途採用の社員も多く、私自身もそのひとりです。ただ転職当時は、当社について参考になる情報がほとんどなく、困った経験がありました。そこで転職活動中の方に向けた情報を発信することで、企業理解を深めてもらい、採用にも繋げていけたらと考えたのです」(吉田氏)。

同メディアでは、社員にインタビューを行い、逆境を乗り越えたエピソードを定期的に紹介している。内容は、就職活動や転職活動などを通して経験したことや感じたことが中心だ。

開設にあたり最初に取り組んだのは、メディアの...

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目的の明確化で効果測定を見直す

「広報活動の成果」を問われた時、簡単に計測できるデータだけを収集していないでしょうか。成果を出すための近道は、自社における広報の目的を明らかにし、そのために何をすべきかを起点に目標を設定すること。そして現在地を把握しながら行動を最適化することにありそうです。今や広報の業務は、メディアリレーションにとどまらず、オウンドメディアを通じたESG情報の発信や、ウィズコロナで一体感を高める社内コミュニケーションなど、多様化、複雑化しています。自社に必要な施策を選び取り、実行、改善していくために、広報の目的や効果検証する際の指標について考えていきます。

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