多くの広報担当者が手がけるプレスリリースには、社風や書き手の熱量が表れるもの。そのレイアウトや書き方、写真選びにこそクリエイティビティが求められる。
CHECK SHEET
クリエイティブ発想のリリース作成術
▢ 訴求点をてんこ盛りにしないこと
▢ too muchな表現にならないように
▢ 光景が目に浮かぶ1 行のキャッチで勝負
▢ カラフルな色使い・POP体は避けましょう
▢ 文字は黒よりグレー(K70%くらい)にすると柔らかくなります
▢ 安っぽくならない写真を
▢ 媒体の都合に合うようにタテとヨコ位置、両方の写真を用意
▢ リリースに「社風」を感じさせる工夫をしましょう

「お試しできない」PR素材ほどリリースが重要
2015年から、100年の歴史を持つ化学メーカーのCI(コーポレート・アイデンティティ)を担当しています。普段、自分たちとは縁遠い業界なんですが、僕らの仕事を気に入ってもらったこともあって、お世辞にも「おしゃれ」とは言いがたいBtoB企業を劇的に変身させるプロジェクトとしてやっています。(手前味噌ですが)結構出来が良いこともあって、同じようなことを検討している他社の広報や宣伝の方に、自分のポートフォリオをお見せする機会が多くなりました。その中で、自分が作成しているプレスリリースに食い付いてくる人がなんと多いこと。正直、僕自身は特段意識してないのですが、「クリエイティブ発想」のリリース制作過程をまとめ てみました。
まず振り返ると、僕は展覧会やイベントをプロデュースするお仕事が多いため、メディアに届けるリリースの存在がとても大事だったりします。例えば、書籍だったら本屋さんで立ち読みできますよね。映画だったら予告編があって、YouTubeでも流れているので簡単に視聴できます。商品だったら …