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著作権と記事の二次利用

クリッピングした報道記事、サイトで公開しても大丈夫?著作権と広報Q&A

本誌調査によると95.2%の企業が実施していると回答した記事クリッピング。自社で作業する際も、外注する際も、判断に迷うケースが多いのではないでしょうか。編集部に寄せられた疑問について、報道記事の著作権に詳しい専門家が解説します。

監修/エレクトロニック・ライブラリー(ELNET) 代表取締役副社長 山下敏永氏

※編集部調査(2017年1~2月実施)で実際に寄せられた質問をもとに作成。『広報会議』2015年12月号に掲載した質問・回答を一部更新

外注での注意点とは?

「どこに発注すれば安心なの?」コストや権利処理など、悩みは尽きません。

    Q. クリッピングの外注費が割高に感じます。会社の規模や報道件数がどのくらいの規模になったらコスト効率が良い、あるいは広報戦略上有効だと判断できるでしょうか?(家庭用品・トイレタリー)

    A. コスト効率だけで判断すると落とし穴も……

    クリッピング代行会社がきちんと複製許諾をとっている場合は、著作権者に払った許諾料もコストの中に入っていますので、割高に感じる場合もあるかもしれません。逆に言えば、非常に安価なクリッピング代行の場合は、複製許諾を得ていない可能性があるので、注意が必要です。

    コスト効率を考えると、利用者の規模は多くなればなるほどクリッピングサービスの威力が発揮されるはずです。社内ネットワーク向けサービスでは、欲しい記事の見出し一覧が届き、必要な記事原文だけを選んで表示、モバイルでも対応といった特徴があり、大人数でも瞬時にペーパーレスで情報共有が可能です。

    Q. 外部にクリッピング業務を依頼する際に気を付けること、発注するメリット・デメリットを教えてください(電機・精密機器)

    A. 外部委託すれば人手、時間を削減できる!

    毎朝新聞数紙を読んで、業務に必要な記事を切り抜いて、台紙に張って、各部署に配布・回覧して……。この人手、時間を削減できるのが、クリッピング業務の外部委託による最大のメリットです。

    ただし依頼した業者が複製許諾を行わず、利用者である貴社も複製許諾の必要性に気づかなかった場合、著作権侵害というコンプライアンス上のリスクを抱え込むことになります。「複製を行う場合には著作権者の許諾を得なければならない」という大原則を忘れずに。

    Q. PR会社と契約する際に、著作権の観点から気を付けてもらうことはありますか。PR会社がクリッピング会社と契約していればOK?(食品)

    A. PR会社から届く記事が「複製物」なら、著作権者の複製許諾を取る必要あり

    許諾をクリッピング会社(作業者)が行っているか、PR会社が行っているか、利用者である貴社が行うのか、きちんと把握しましょう。無断複製が発覚した場合には、利用者の責任が問われる可能性もあります。一方、新聞・雑誌の原紙を切り抜いた記事が届く場合は ...

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パブリシティ情報の社内共有や社外への発信は、OK・NGの線引きが難しい問題です。著作権侵害の問題が注目を集めるなか、コンプライアンスの側面からも配慮が求められます。今回は記事クリッピングの方法、二次利用や社内共有の手順について学んでいきましょう。

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