オウンドメディア活用による採用への貢献 デンソーの「DRIVEN BASE」

公開日:2025年9月01日

自動車部品メーカーのデンソーでは、広報渉外部がオウンドメディア「DRIVEN BASE」を活用して新たなパートナーづくりや求職者にアプローチしている。「ハッとして、グッとくる」をコンセプトに運営する「DRIVEN BASE」の運営などについて聞いた。

DATA
設立年: 1949年12月
従業員数: 15万8056人(2025年3月31日時点)
オウンドメディアに関わる人数: 5人

施策のポイント

デンソーのオウンドメディア「DRIVEN BASE」では、自社の事業や技術、働く人を紹介。採用への貢献を意識して、ターゲットとなる読者(将来同社で働く採用潜在層)が知りたいことを伝え、「ハッとしてグッとくる」オウンドメディアとなるように工夫している。

デンソーのオウンドメディア「DRIVEN BASE」は、2022年に同社のファンづくりを目的に開設した。主なターゲットは以下の3つだ。

同社のプロジェクトに協力するビジネスパートナー
将来同社で働く採用潜在層
同社の社員

メディアのコンセプトについて、広報渉外部 ブランド推進室 ブランドコミュニケーション2課長の武政智之氏は「ハッとして、グッとくる」だと説明する。「当社がこんなことをやっているという新たな気づきが得られるとともに、読み手の心の中に入って共感を得られるようなコンテンツづくりを目指しています」(武政氏)。

デンソーのオウンドメディア「DRIVEN BASE」

コンセプトの説明...

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