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企業価値を高める 文章作成

顧客理解と専門性高い記事がコロナ禍でも会社を救うコンテンツに

企業が生活者と直接接点を持てる媒体として脚光浴びるオウンドメディア。しかし、本稿で紹介する柳田織物がEC販売を開始した当初はネットもまだ黎明期。そんな中、どのような記事を作成し、結果、ユーザーと関係を築いてきたのか。



シャツ専門のオンラインショップ「ozie」(オジエ)を展開する柳田織物。同社が運営するオウンドメディア「ozie/style」では、ビジネスシャツの着こなし術や商品の選び方などのお役立ち情報を発信している。

ビジネスウェア不況救う

創業1924年の歴史を持つ同社。4代目社長の柳田敏正氏がECサイト「ozie」をオープンしたのは2002年9月のことだった。当時は『インターネットで服は売れない』という声が社内でも多数派で、オープン当初は売れない日々が続いたという。

試行錯誤の中、2003年から柳田氏のこれまでの経験や販売の知識を活かした「シャツの基礎知識」というページを作成。柳田氏は「サイズや生地の選び方に関する悩みの声が多く届いていました。その悩みを軽減するようなコンテンツで『ネットでシャツを買ってもいいかな』という最後のひと押しになればという思いでした」と語る。このページが、現在の「ozie/style」の原形になっている。

顧客の役に立つ情報を発信し続けることで、ozieの知名度向上にもつなげる狙いもあった。「フォーマル時に必要になる『ポケットチーフの挿し方』などの記事は、ブックマークしてもらいやすい。何度もアクセスしてもらううちに名前を覚えてもらい、シャツを買う際にozieを選ぶきっかけになってくれれば」(柳田氏)。

2020年から続くコロナ禍で、在宅勤務が普及しビジネスウェア業界は苦境に立たされている。ozieもその...

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広報部門は日々、さまざまな文章を作成しています。リリース、ソーシャルメディア、統合報告書。ときには謝罪コメントもありますが、どれも企業からステークホルダーに語りかける、気持ちのこもったメッセージです。非対面のコミュニケーションが重視されるコロナ禍では、こうした広報における執筆スキルが、ますます問われています。どう書いたら「メディアが目を留めてくれるのか」「ファンが増えるのか」「思いが届くのか」。いざ文章を作成しようとすると、なかなか書き出せないこともあります。そんな時は、本特集で紹介している、広報シーンに合わせた「書き方のポイント」や「事例」を眺めてみてください。書き出す糸口が見つかるはずです。あえて文章を書かずに、ビジュアルでうまく伝えている例にも注目です。

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