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ソーシャルメディア 経営と戦略に、ここまで役立つ!

「ユーザー主役で黒子に徹する」アドビのエンゲージメント向上策

日々、生活者の声と向き合う企業の公式アカウント。対話を活性化させるためにはどうすれば良いのか。多くの担当者の悩みの種だろう。一方、自らは黒子に徹し、ユーザー同士のコミュニケーションを生み出すきっかけづくりに専念する、それがアドビ流だ。

世界中の、ことクリエイティブ領域の人たちにとっては、今や必要不可欠なツールを提供するアドビ。同社のソーシャルメディア運用の方針は、ユーザーファーストだ。日本法人のTwitterをはじめ、ソーシャルメディアの発信を一手に担うマーケティング本部広 報部の永瀧一樹氏は、昨今の企業のSNS発信について「日本、グローバル関係なく、ユーザーファーストな発信ができている企業とそうでない企業の二極化が起きている」と指摘する。

2020年から同社はスローガンに「オーディエンス・ファースト・チャンピオン(顧客第一主義)」を掲げ、自社都合の情報発信の場ではなく、ユーザーとのつながりやユーザー同士のコミュニケーションが深まる場としてソーシャルメディアを位置付けている(図1)。

図1 アドビが運営する各種メディアの役割

スローガン発案の経緯

「オーディエンス・ファースト・チャンピオン」を掲げたことで、発信内容に変化があった。「(本スローガンに基づき)当社がTwitter上で発信するコンテンツが、ユーザーにとって“益か否か”を重視するようになりました。ユーザーがインスピレーションを受けるようなコンテンツ、製品を使う上でティップスになるような情報を積極的に出しています」。

スローガンは目標設定にも反映されている。評価軸はフォロワー数ではなく、「いいね」の数やリツイート数、動画視聴率といったエンゲージメント率だ、と強調する同氏。

では、このオーディエンス・ファースト・チャンピオン、発案の経緯とは。実はアドビのSNSとの向き合い方にはひとつの分岐点があった。4~5年前までは、「マーケタブル・ユニバース」という考えにもとづき活動していたという。それは...

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社会的距離の確保が求められる中、企業がステークホルダーとの関係を維持するためには、新常態にあわせコミュニケーションのあり方を変えていく必要があります。今、改めて見直したいのが、空間的な制約なくコミュニケーションできるソーシャルメディアの活用です。メッセージの発信だけではない、双方向のやり取りで、思わぬアイデアを発見でき、新たなつながりを生み出せるソーシャルメディアを、広報パーソンはどのように使いこなしていけばいいのか、考えていきます。

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