「ポリンキー」のUGC 855%増を達成 LTV向上を目指す湖池屋のSNS戦略

公開日:2026年6月30日

  • 湖池屋

長年のSNS運用を土台に、新たな環境にも適応する湖池屋。フォロワー数重視の時代から、UGCの質、さらにはファンサイトと連動したLTV向上へと指標を進化させている。少数体制で複数チャネルを破綻なく運用できる秘訣とは。徹底された発信の舞台裏を聞いた。

湖池屋
@koikeya_cp(X)

運用SNS:X(3アカウント)、Instagram、TikTok、YouTube、LINE、Facebook
運用部署:広報部
主要SNSの開設年/フォロワー数:2014年/104万9000人(X)、2013年/9万8000人(ムッシュ・コイケヤX)、2022年/3万1000人(Instagram)
※2026年6月16日時点

    Point

    10年超の歴史をつなぐため、丁寧なマニュアルなどで属人化を防止。チャネルの使い分けやファンサイト連携など、アルゴリズム時代に合わせたLTV向上を意識して発信

湖池屋では、広報部の池田実咲氏を中心とした3人体制でSNSを運用。Xをはじめ、キャラクターアカウント2つ、Instagram、Facebook、TikTok、YouTube、LINEと、複数のチャネルを使い分けながら、日々の情報を発信している。

各チャネルにはそれぞれ明確な役割が設定されている。Xの公式アカウントは新商品の認知拡大やキャンペーン拡散を主な目的とし、毎日の更新を維持する。...

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アルゴリズム支配時代のソーシャルメディア戦略

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、その名の通り、もともと「人とのつながり」、つまり「フォローしてもらうこと」を前提に設計されてきました。しかし今、その前提が崩れています。プラットフォームの主役は、ユーザーが選んだフォロー関係ではなく、アルゴリズムが導き出す「おすすめ」です。フォロワーがほとんどいないアカウントの投稿が大きな広がりを見せることもある一方、数十万のフォロワーを抱えていても、思うように情報が届かないこともあります。この変化は、企業広報の現場に新たな難しさをもたらしています。投稿しても届かない。フォロワー数という指標だけでは、活動の成果を測れない。何を目指し、何を指標に運用すべきか、輪郭をつかみにくくなっている――そんな声も少なくありません。ショート動画や生成AIの普及によって情報の流通速度がさらに増す中、企業がコントロールできない情報拡散への備えも、これまで以上に問われています。情報流通そのものの構造が変わったいま、本特集ではSNSをより広く「ソーシャルメディア」として捉え直し、企業がそれを広報戦略のどこに位置付け、企業への理解や信頼をどう築いていくのかを、有識者の知見や各社の実践を通じて、考察します。

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