地域の歴史や文化、人のつながりはBS(貸借対照表)に表しきれない。だが観光では、その非財務価値が模倣できない参入障壁になる。地域にとっての価値を、投資家が判断できる言葉にどう翻訳すればよいのか。瀬戸内で地域投資を手がける林真人氏が7つの視点で語った。
林真人氏は広島県信用組合などで融資と事業再生に携わり、2025年4月に瀬戸内ブランドコーポレーションへ。瀬戸内7県の観光地域づくりを担う「せとうちDMO」で投資事業本部部長を務め、ファンドを運営するせとうち観光パートナーズのソーシング責任者も兼ねる。
BSに載らない資産
ローカルにはBS(貸借対照表)に表しきれない資産がある。林氏はそこを出発点に置く。歴史...

