アンケート結果から振り返るメディアリレーションの変化

公開日:2026年4月03日

本誌では2011年から、広報担当者を対象に年末アンケートを実施し、その年の振り返りと翌年の計画について調査してきました。広報活動の重点テーマを尋ねる設問では、「メディアリレーション」が調査開始以来、継続して上位に挙がっています。企業にとってメディアとの関係構築が、広報活動の中核的なテーマであり続けていることがうかがえます。

時代の変化を反映

もっとも、その中身は時代とともに少しずつ変化してきました。アンケート結果を振り返ると、2019年頃にはメディア環境の変化を背景に「デジタルシフト」が大きなテーマとして浮上していました。新聞や雑誌などの既存メディアに加え、...

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ストーリーをつむぐメディアリレーション

企業が社会と向き合ううえで、メディアとの関係は今も重要な接点のひとつです。しかし、メディア環境が大きく変化するなかで、単に取材を獲得することだけでは、広報活動の価値を十分に捉えることはできなくなりつつあります。ニュースはどのように生まれ、どのような文脈の中で記事として形づくられていくのでしょうか。企業が発信する情報と、メディアが伝えるストーリー。その接点にあるのがメディアリレーションです。広報活動において、取材の実現は大切な成果です。しかし、それはゴールではありません。露出に至るまでの情報設計、記事化の過程、そして露出の後に続く関係。こうした一連のコミュニケーションの積み重ねが、企業と社会の関係を形づくっていきます。そこで本特集では、「ストーリーをつむぐ メディアリレーション」をテーマに、寄稿やインタビュー、事例を通して、メディアとの関係をコミュニケーション全体のプロセスとして捉える視点を提示します。

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