東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故から10年が経った2021年、福島県浪江町はTikTokを開設。「震災復興」「風評被害の払拭」といった重要テーマながらも、投稿はあえて堅苦しさを排し、軽やかな運用が心掛けられている。若年層にも目を向けたブランディングの真意とは?
福島県 浪江町&うけどん
@namie.ukedon.fukushima(TikTok)
運用SNS:X、Instagram、TikTok
運用部署:観光移住課
主要SNSの開設年/フォロワー数:2019年6月/6552人(X)、2020年/3938人(Instagram)、2021年/5632人(TikTok)
※2026年6月16日時点
Point
重大なテーマだからこそ「役所っぽさ」を排除。地域の要素に流行の表現を掛け合わせるなど、無関心層にも届く親しみやすく軽やかなトーンで発信
福島県浪江町がTikTokを本格導入したのは2021年。震災から10年の節目に自らの情報発信を見直そうとしていたタイミングだったと、観光移住課の及川里美氏は振り返る。
震災から10年の新たなあゆみ
同町では震災と原発事故による全町避難後、各家庭にタブレットを配布したり、SNSを活用するなど、リアルタイムで町の情報を届けていた。しかし実態を調べると、...


