中途採用向けオウンドメディアで新たな風 あいおいニッセイ同和損保の採用施策

公開日:2026年8月31日

  • あいおいニッセイ同和損害保険

年間を通じて中途採用を行うあいおいニッセイ同和損害保険。2025年に採用オウンドメディア「AD Essence」を立ち上げ、発信・関係構築・紹介を一つの流れとしてつなぐ設計を進めている。マーケティング発想で捉え直した採用コミュニケーションの現在地を聞いた。

Point

① 中途採用向けのアンケートで見えた「社員の魅力」を起点にオウンドメディアを立ち上げ。

② 記事からキャリア登録、セミナー、リファラルへ。接点を「線」でつなぐ導線を設計。

③ 登壇社員が自らの仕事を言語化。社内にも〝自分ごと化""の循環が生まれている。

あいおいニッセイ同和損害保険は、年間を通して中途採用を行っている。長らく新卒一括採用を軸としてきた同社が中途採用の強化に本格着手したのは2023年度からのこと。システム導入や選考体制、リファラル採用をはじめとした各施策をゼロから築いてきた段階だった。

転機となったのは、中途入社者へのアンケートだ。入社後に感じた魅力として最も多く挙がったのが、社員に関する声だった。「実際に働く社員の魅力が当社の強みのひとつだと、改めて分かりました」と人事部採用グループの永瀬安梨氏は振り返る。

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マーケティング発想で捉え直す採用コミュニケーション

採用サイトや求人媒体、会社説明会だけでなく、SNS、オウンドメディア、社員による発信、さらには生成AIまで。候補者が企業を知り、理解する接点は広がっています。新卒・キャリアといった採用区分だけでなく、リファラルやアルムナイ、そして「今すぐ転職しない人」も、将来の候補者になり得ます。だからこそ重要になるのが、個々の施策から考えるのではなく、「誰に、何を、どう伝えるのか」を起点に、候補者との接点全体を捉えることです。その時すぐに応募へつながらなくても、企業への理解や関心を少しずつ育み、数年後の選択肢になることもある。採用コミュニケーションには、より長い時間軸が求められています。本特集では、「マーケティング発想」を手法ではなく、課題や対象を定め、接点を設計し、社内で連携しながら実行・改善するための思考プロセスとして捉えます。人事と広報・マーケティングの連携、企業ならではの体験や物語、AI時代の情報設計などから、これからの採用コミュニケーションを考えます。

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