一人ひとりが活き活きと働ける環境を生み出すコミュニケーションとはどのようなものだろうか。会社、従業員、顧客・社会の三方良しの方針を掲げているオカムラは、働きがい改革のプロジェクトチームを結成し、従業員の声を経営層に届ける仕組みを整えている。
DATA | |
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企業名 | オカムラ |
創業年 | 1945年 |
従業員数 | 5491名(2024年3月31日時点) |
主な担当部門 | 5つの代表部門を中心に結成した「Team WiL-BE2.0」 |
施策における ポイント
部門横断型のチームを結成し、2023年から働きがい改革「WiL-BE2.0」を推進。ワークショップや全国各地でのディスカッションを通して、従業員の声を集約。経営層直属のチームで、スピード感のある施策展開を可能にしている。
オカムラは2023年4月より、同社のパーパス「人が活きる社会の実現」に向けて、「オカムラの働きがい改革 WiL-BE2.0」を始動。「従業員一人ひとりが働きがいを感じながら日々活き活きと働ける状態」の実現を目指している。
人的資本経営を意識
同社は2019年から3年計画で働き方改革のプロジェクト「WiL-BE」を展開していた。
「2022年頃から、人的資本経営の重要性が唱えられるようになりました。当社でもディスカッションを重ね、2023年4月から『オカムラの働きがい改革 WiL-BE2.0』を始動しました」と話すのは、同社の神山里毅氏(経営企画本部 コーポレートコミュニケーション部 ブランディングマネージャー)。
同社は2021年に新たな経営理念「オカムラウェイ」を打ち出しており、「人が活きる社会の実現」というパーパスを策定。従業員の「働きがい」に向き合おうとし...