こんにちは、北海道武蔵女子大学・短期大学 入試広報課の澁谷です。
唐突な質問になりますが、皆さんは「大学広報」という言葉に、どのようなイメージをお持ちでしょうか。私は広報の本質は「伝えること」、そしてさらに言えば「学生たちの思いや背景を届けること」にあると考えています。
その考えをより強く感じたのが、北海道武蔵女子大学・短期大学
YOSAKOIサークル「コンサフリーク」の取り組みでした。今回は、この事例をもとに大学広報への応用の可能性について考えていきたいと思います。
「サークルを広報する」視点
「コンサフリーク」は北海道武蔵女子大学・短期大学の学生によるYOSAKOIサークルです。毎年、YOSAKOIソーラン祭りに出場するなど、地域とのつながりも深いサークルでしたが、近年は少子化や活動の停滞などにより部員数が減少し、2024年にはわずか6名にまでなっていました。
このままでは次回の大会への出場すら危ぶまれる─、そんな危機感の中、学生たちは「まず自分たちを知ってもらおう」と広報活動を見直し始めました。ここでカギとなったのが、「イベントを広報する」のではなく、「チームそのものを広報する」という発想です。
これまでの広報活動は、Instagramや...