こんにちは。北海道武蔵女子大学・短期大学の澁谷です。前回まで、大学案内やホームページといった「制作物」を通じた広報ブランディングについてお話ししてきました。今回は、より即効性のある広報手法として「イベント構築」について紹介します。
大学や専門学校の広報活動における主軸はやはり授業や講義、ゼミといった「学び」に関するコンテンツです。しかし、こうした教学的なコンテンツは学内の調整を要するため、構築までに長い時間を要するのが現実です。
一方で、比較的短期間でPR可能なのが「大学祭」や部活動、季節行事などのイベントです。これらは広報スタッフ以外の学生も主体的に参加し、SNSでのコミュニケーションとも非常に相性がよいため、即効性の高いコンテンツとして注目されています。
バージョンアップをした「TOITAFes」
私の前職である戸板女子短期大学でも、2018年に戸板祭という学園祭を、「学修成果発表の場」から「学生の自主性を重んじつつ、大学全体を巻き込んだイベント」へと転換。「TOITAFes」と名前を変えて継続しています。
TOITAFesの告知で大きな役割を担っているのが、SNSを活用した情報発信です。通常の授業風景は撮影が難しい面もありますが、イベントやサークル活動は...