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顔が見えるコミュニケーションで新たな挑戦ができる企業風土に

公開日:2018年10月21日

社史や理念、事業の意義を見直す機会となる周年をどのように迎えるか。長寿企業から学ぶ連載です。

中堅社員が「ニチバンらしさ」を語ったビデオメッセージ。イントラネットで配信した。

「セロテープ」や救急絆創膏の「ケアリーヴ」など粘着製品で知られるニチバンは2018年1月、創業100周年を迎えた。大きな節目となる今回は部署横断で周年事業推進プロジェクトチームを立ち上げ、全社で参画することを意識した大規模な活動を行っている。

実施にあたり、チームでは資料のアーカイブやブランド向上など様々なテーマに取り組んでいるが、中でも特に注力したのはインターナルコミュニケーションだ。経営企画本部長の片桐真人氏はその理由について、「単なるイベントで終わらせたくないという気持ちがあった。100周年を迎えられたという喜びを共有するとともに、次の100年に向かって全社一体となりモチベーションを向上させることを重視した」と話す。

意識調査に全従業員が回答

インターナルコミュニケーション強化に向けて、まずは従業員が課題に感じていることや現在のモチベーションの状態を把握する必要があった。そこで着手したのが従業員へのアンケート調査だった。16項目64問の設問を通じて、会社全体の組織風土はもちろん、直属の上司や個々が働く職場環境への印象も見える化した。任意での提出にもかかわらず、回収率は産休などで現在休職している人を除いて100パーセント。一人ひとりの声を漏れなく聞くことができた。

アンケート調査の結果からは、従業員の多くが会社に対して「非常に安定していて、近い将来の不安がない」と感じていることが明らかになった。一方で「遠い将来、自分が何をしているかイメージがしづらい」「新たな挑戦が足りないのでは」といった課題も浮かび上がった。

総法務人事部長の増田真氏は、この結果について次のように話す。「アンケートの回収率からも分かるように、ニチバンの社員は自分がやるべき仕事は責任を持って完遂する、まじめな人が多いです。ただ、自ら先頭に立つ人が少ないことも事実。次の100年、会社が成長するためには社員一人ひとりが新たな可能性を切り開いていくことが求められています」 …

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