広報部門発、ファンの共感呼ぶサイトに ANAの挑戦

公開日:2015年9月06日

ANAでは7月、サービスやCSR活動、イベントなど様々な話題をコンテンツ化し発信するサイト「What's up ANA」を広報主導で立ち上げた。開設の背景には、コーポレートメッセージを伝え、ブランド価値を高めたいという狙いがある。

ANAホールディングス

「What's up? ANA」
http://www.ana.co.jp/ana_news/

システム構築は外部に委託して、運用は担当者を中心に、外部ライターも含めて行っている。

コンテンツは「サービス」「CSR」「イベント」などのジャンルに分けられている。

基本情報
開設時期 2015年7月
管轄する部署 コーポレートコミュニケーション室グループ広報部
コーポレートコミュニケーション推進チーム
更新体制 グループ広報部のうち、「What’s up? ANA」の運用担当は1人。同部はプレスリリースを扱っていることもあり、情報はANAグループ内の各部署から集まる。掲載する内容は現在、その中からグループ広報部で話し合って決めている。

統一したメッセージを発信

国内線では日本最大の路線網をもつ全日本空輸(ANA)。同社ではこれまで航空券の予約サイト「ANA SKYWEB」に加え、Facebook、Twitter、LINEなど、多様なSNSを利用して自社の情報を発信してきたほか、マスメディアを通じた発信も展開。すでに確固たるブランドを築いているといえるANAが、なぜ広報部門の主導で新たなオウンドメディアを立ち上げ、発信を強化ようと考えたのか─。

今年4月、同社では広報をはじめ、や広告宣伝やウェブ、社内広報などを担う部署の横串機能としてコーポレートコミュニケーション推進チームを新設。その後、7月に立ち上げたサイトが「What's up? ANA」だ。主管部署であるコーポレートコミュニケーション室グループ広報部の副部長、高柳直明氏は「コーポレートコミュニケーション推進チームの発足の背景には …

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