多くの常連客に愛されている街中のお店を訪問。顧客とのコミュニケーションや店頭販促の工夫を探ります。
新たに20~30代もターゲットに
推し活需要に対応「色」で分けた棚
ワークショップは定員数倍の応募も
のぼりと大きな幕の告知のある店頭。両方に「文具と推し活の店」との表記が目立つ。山本さんは三代目。「私が店を継いだ40数年前、絶対に一生、店を続けていくんだと決意しました」と話す。
JR南武線平間駅から線路に平行して向河原方面に歩いて約5分、商店街と住宅の入り混じる通り沿いにあるのが「文具倶楽部CLiP's」。
同店は1955年にオープンした地域住民に親しまれる個人経営の老舗文具店。現経営者の山本守弘さんは三代目だ。「私の小さい頃、周囲には6軒の文具店がありました。駅のそばや小学校のすぐ前などウチより有利な環境の店が多かったのですが、今残るのは当店のみです」と話す...
