相鉄本線・星川駅から天王町駅間の高架下に、2023年から2025年にかけて順次開業した「星天qlay」。全長約1.4kmにわたって展開するこの複合商業施設は、暮らし、働き、学び、商い、遊びが連なり、人々の活動を後押しする場として街に開かれている。施設の運営を担う相鉄ビルマネジメントの山本翔平氏に、その成り立ちから展望までを聞いた。

2023年から段階的に開業し、2025年3月に全面開業した相模鉄道の高架下再開発プロジェクト「星天qlay」。高架化後しばらくは駐輪場や資材置き場などに使われていたこの空間が、今では「暮らしの交差点」として、新たな存在感を放っている。

このプロジェクトの企画・運営に携わったのが、相鉄グループで商業施設運営を担う相鉄ビルマネジメントだ。高架化によって生まれた未活用空間をどう活かすかが、取り組みの出発点だったと山本翔平氏は語る。「相模鉄道本線（星川～天王町駅間）連続立体交差事業で鉄道が高架化され、これまで地域を分断していた要因が解消されると同時に、未活用の高架下空間が生まれました。その結果として、この場所に着目し、『星天qlay』が生まれることになったのです」（山本氏）...