映画の物語や演出には、販促に通じる発想がある。人が惹かれる理由、動くきっかけ、広がる仕掛けをマーケティング視点でひもとく。名作や話題作を題材に、実務に役立つ企画やコミュニケーションのヒントを探る。
今月の映画
『マテリアリスト 結婚の条件』
5月29日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
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配給:ハピネットファントム・スタジオ
あらすじ
ニューヨークの結婚相談所で働くルーシー(ダコタ・ジョンソン)は、顧客を成婚へ導く敏腕マッチメーカー。彼女自身は仕事一筋の独身生活を謳歌していた。そんな中、クライアントの兄で投資家のハリー(ペドロ・パスカル)と出会い、彼からの猛アプローチを受ける。一方で、俳優を目指す元恋人のジョン(クリス・エヴァンス)と再会する。ルーシーは、何もかも完璧なハリーと夢を諦めないジョンとの間で揺れ動く。
自社の商品やサービスを開発し、販促する際、私たちはつい「顧客の理想とする条件」をすべて満たそうと必死になってしまわないだろうか。
機能、価格、デザイン、アフターサービス……。完璧なスペックを提示したはずなのに、なぜか生活者の心は別のブランドへと向かってしまうことがある。不思議ではないだろうか?たしかに、モノを買う際の価値観は人それぞれ。価格重視の人もいれば、デザイン重視の...

