「Makuake」は、2013年から「生まれるべきものが生まれ広がるべきものが広がり残るべきものが残る世界の実現」というビジョンのもと、展開されてきたプラットフォーム。クラウドファンディングではなく、応援購入サービスを名乗っている点が特徴だ。同サービスを通じて生み出される応援消費とその影響力について、マクアケ代表取締役社長中山亮太郎氏に話を聞いた。
応援購入サービス「Makuake」は、2013年にサイバーエージェント内の新規事業としてスタートしたもの。運営会社であるサイバーエージェント・クラウドファンディングが2017年にサービス名と社名を統一し、現在の「マクアケ」という名前になった。
「Makuake」はなぜ応援購入サービスなのか
スタート当初はクラウドファンディングを名乗っていたが、上場した2019年から「応援購入サービス」と銘打つようになった。その理由について、マクアケ代表取締役社長中山亮太郎氏は「クラウドファンディングという言葉だけだと、サービスの本質的な価値が伝わらないと感じていた」と話す。
「サービス開始当時は、クラウドファンディングという言葉自体が日本に浸透しておらず、定義も定まっていませんでした。善意の寄付を集めるもの、新商品開発の資金調達をするための...


