システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

システムリニューアルに伴いログインIDのパスワードを再設定ください。

「買う」5秒前2

どうすれば客の「寛容モード」のスイッチを入れられるか

「注文をまちがえる料理店」では、間違えることすら、客の楽しみになっている。店内は「寛容」な空気で満ちている。

イラスト:高田真弓

先日、一風変わったレストランの話題がSNS上で盛り上がった。店の名は「注文をまちがえる料理店」。まるで宮沢賢治の童話のような名前だが、そこのサービススタッフは全員、認知症を抱えたおばあちゃんだという。エプロンをかけた彼女たちが注文を取ったり、料理を運んだり──だが、何をするにも手間取ったり、中には自分がしようとしたことすら忘れる人もいる。

一方、お客はみんな笑顔だ。おばあちゃんがアタフタしても温かい目で見守り、助け船を出そうとする。中には「注文通り出てきて残念!」と謎の感想を漏らす人も。概してとても雰囲気がいい。

実際、店の名前が名前なので、そもそも間違えるのが前提だし、みんなそれを納得づくで来店している。でも、店の雰囲気を伺うに、それだけじゃない気もする。一体、この店で何が起きたのか? ...

この記事の続きを読むには定期購読にご登録ください

月額

1,000

円で約

3,000

記事が読み放題!

この記事をシェア

この記事が含まれる連載

「買う」5秒前2

「買う」5秒前2

記事一覧

MEET US ON