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営業時間の短縮がファン化につながる

2018年の正月三が日の休業を検討中の三越伊勢丹。その動きに共感する声は多い。逃げるは恥だが役に立つのだ。

イラスト:高田真弓

昨年後半、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)が大ブームを巻き起こしたことはまだ記憶に新しい。視聴率は回を追うごとに右肩上がり。エンディングで星野源サンの「恋」に合わせてガッキーらが踊る恋ダンスも人気を博した。

同ドラマの中に、タイトルの由来にもなったこんなシーンがあった。「契約結婚」を両親に隠していることに後ろめたさを感じるみくり(森山、新垣結衣)に、平匡(津崎、星野源)が言葉をかける。「逃げたっていいじゃないですか。ハンガリーにこういうことわざがあります。逃げるのは恥。だけど役に立つ。後ろ向きな選択だっていいじゃないか。恥ずかしい逃げ方だったとしても、生き抜くことの方が大切です」

そう、逃げるは恥だが役に立つ――たとえ戦いの場から逃げ出しても、それが生きることにつながるなら構わないという意味である。昨今、世の中全体が逃げ道とか、休み方など無理をしない生き方を模索する中、同ドラマはそういう優しい生き方を提案してくれる意味でも、人々の共感を得たのかもしれない。

翻って、先日、三越伊勢丹ホールディングスが2018年の正月三が日は主要店舗の休業を検討中との報道があった。近年、百貨店の初売り合戦がエスカレートして元旦から営業する店も現れる中、その主戦場から撤退する表明である。

だが、このニュースが報じられると、SNSなどの人々の反応はおおむね好意的だった ...

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