- 夏休み期間中の福岡市天神地区へのファミリー層の集客
- 来街者の回遊性の向上
- 天神地区の魅力を伝え、新たなファンづくりを行う
オリエン内容

西鉄エージェンシー 営業
岡 直養氏(おか なおかい)
1993年 福岡の西日本鉄道の100%子会社、西鉄エージェンシーに入社。西鉄福岡天神駅を中心とした街区開発プロジェクト、西鉄100th記念ファッションショー事業「ラブコレ」(ヤフオク!ドームにて開催)などを経験し、現在は天神のエリアマネジメントの業務を中心に企画・制作を行う。
プレゼントーク(1)
近年、小さな子ども連れの方たちは都心部である天神を避け、車で気楽に行ける郊外型大型商業施設に流れています。その結果、昔のように家族で天神にショッピングに出かけ、百貨店の屋上遊園地で遊んだり、家族で外食をして帰ったりといった天神での楽しかった想い出がつくられないまま大人になっていく人が増えていくことは街にとってもいいことではありません。今回の課題はこの天神に夏休み期間中親子連れの来街のきっかけをつくり、そして、来街された人たちを回遊させ、天神の街の新しい魅力に気付いてもらうこと。さらにそこで経験した楽しい1日を両親との素晴らしい思い出として脳裏に刻んでいただくことだと考えます。
- 市場背景を基に自分たちの来街経験を例に挙げながら、課題解決へ向けた共通認識に立たせる。
ポイント(1)
プレゼントーク(2)
この課題解決の強力なツールとして、人気書籍「こびとづかん」を活用します。架空の生き物「こびと」を題材としたこの絵本のなかで描かれているこびとの性質や生態を十分に理解したうえで、街の回遊性向上の課題解決にコンテンツ活用していきます。絵本の中で描かれている「こびとを探しに行く」「こびとを捕まえる」「こびとの生態を観察・研究する」といったカテゴリーの中でも、我々は子ども達の感じている「こびとを探すことの楽しさ」に着目し、イベント展開していきます。
- 回遊という難しい大人の課題に対し「こびとを探す=楽しい」といった子どもの感性に着目した提案。
ポイント(2)
プレゼントーク (3)
天神の中心にある広場で受付を済ませた親子はヒントの書いてある地図を手にこびと探しに出かけていきます。広場から公園へ、公園から神社へ、神社から駅へ、駅から百貨店へ......大きな街の中で次々と小さなこびとを見つけていきます。このイベントでは大好きなこびとを「見せる」のではなく徹底的に「探させる」ことで自然で楽しい回遊を創り出していきます。タイトルは、楽しいこびと探しを連想させる「こびとピクニック」とします。
- 無理やり散らばらせて回遊させるといった手法ではなく、子どもたちにとって大好きなこびとを探す「楽しい行為」で、街の回遊を創り出していく点を強調
ポイント(3)
プレゼントーク (4)
普段は子どもを連れて回遊することが少なかった街で、こびとを探す過程で新しいお店を発見したり、ウインドー越しに気になる洋服を見つけたりといった、街の新たな魅力発見につなげていきます。天神のさまざまな場所へこびとを設置(隠す)する際には、絵本の中で紹介されているこびとの生態シーンを十分に理解し、設置します。
- こびと探しの課程で街の魅力に気付かせるといった自然さをアピール。課題である「回遊」と「新たな街の魅力発見」の二つを解決できる点を強調。