トーハンが6月20日、「広島ご当地ブックカバー」の配布を開始。書店で文庫本を購入した人に広島県に本社がある企業5社とコラボしたブックカバーを配る企画で、9月からは全国版も実施した。地域愛と書店への応援を活用した企画の裏側について、同社の広島支店、コンテンツ事業本部に話を聞いた。
出版取次会社であるトーハンが6月、広島県の企業5社とコラボして「広島ご当地ブックカバー」企画を実施した。これは、対象書店で文庫本を購入した人に、広島県に本社がある企業5社とコラボしたブックカバーを配布するというものだ。
参加企業は、オタフクソース、チチヤス、にしき堂、すぐる、三島食品。それぞれの企業の商品やロゴマークをモチーフにしたデザインがSNSで話題になった。
年々減少する書店利用者数取次会社として何ができるか
本企画の実施背景について、トーハン広島支店支店長の西澤むつみ氏は「2024年11月に、同様の企画を九州支店で実施していたことがきっかけだ」と話す。
「広島支店だけではありませんが、書店の来店客は年々減少しています。どうにかして来店のきっか...

