タイガー魔法瓶は8月29日、全国各地へ“炊きたての土鍋ごはん”のおいしさを運ぶイベント「タイガー炊きたて土鍋キャラバン」を開始。最上位モデルの炊飯器で炊いたお米のおむすびを無料提供し、多くの人でにぎわっている。企画意図や得られた効果について、同社ソリューショングループ戦略 マーケティングチームマネージャーの福富博史氏に聞いた。
土鍋炊飯器を主力商品とする家電メーカー・タイガー魔法瓶が8月、全国7都市でおむすびを無料提供するイベント「タイガー炊きたて土鍋キャラバン」を開始した。8月の東京・有楽町を皮切りに、10月に北海道、11月には宮城、愛知、福岡、広島、12月には大阪を回る。おむすびの提供条件は、同社のSNSをフォローしていることとした。
東京会場では毎日800セットを用意。1時間ごとに予定数を決めて配布していたが、毎回配布開始から約20分で予定配布数に達する盛況ぶりだったという。
米への関心が高いタイミングで土鍋ごはんのおいしさを訴求
同イベントの目的について、タイガー魔法瓶ソリューショングループ戦略マーケティングチームマネージャーの福富博史氏は、土鍋で炊くごはんのおいしさを多くの人に感じてもらいたかったと話す。
「米不足や高騰などでお米に注目が集まっているタイミングだからこそ、改めて土鍋ごはんのおいしさを伝えることに意味があると考えました。おむすびの提供という企画内容は、2025年6月に発売した土鍋炊飯器『ご泡火炊き』シリーズの最上位モデルから『おにぎり』メニューが追加されたことや、近年のおむすび専門店ブームから着想しています。シンプルながらお米のおいしさがダイレクトに伝わりやすいおむすびは、土鍋ごはんのおいしさを感じてもらうのにぴったりの料理だと考えたのです。加えて、ただおむすびを提供するだけではイベントとしての特別感がないため...

