ECの多言語化で旅マエ・旅アト強化 滞在中には店舗を軸に新たな消費を生み出す

公開日:2025年11月04日

  • 植木博充氏(コメ兵)

インバウンド消費の新しい選択肢として、注目を集めるリユース品。特にその中でも人気なカテゴリーが「中古ラグジュアリー」だ。日々、多くの訪日観光客でにぎわうブランドリユースのコメ兵は、インバウンド需要に対してどのような対策をしているのか。同社 営業企画統括部 マーケティング部 兼 広報部 部長の植木博充氏に話を聞いた。

コメ兵は訪日観光客をメインターゲットとして、2024年11月にビンテージ専門店「KOMEHYO VINTAGE TOKYO」(東京・表参道)を、2025年6月に「KOMEHYO OSAKA SHINSAIBASHI」(大阪・心斎橋)をオープンした。

日本のリユース品は質がよいと海外で評価されていることを背景に、訪日観光客が滞在中に気軽に購入できる中古ラグジュアリーの商品を提案する店舗だ。

KOMEHYO OSAKA SHINSAIBASHI

今年6月にオープンした新旗艦店「KOMEHYO OSAKA SHINSAIBASHI」。外装は日本のイメージカラーとして連想しやすいさくら色に配色し、店頭には豹をモチーフにしたイメージキャラクター「ヒョウさん」の看板人形を設置した。

ECと店内の二軸でインバウンド消費を生む

そんなコメ兵 営業企画統括部 マーケティング部 兼...

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インバウンド消費は復調し、訪日客の購買行動は旅行前・旅行中・旅行後の3フェーズでつながっています。そして2025年は、訪日客数が4000万人に達するとの予測も出ており、ますます“巨大マーケット” を攻略する必要性は大きくなっているのではないでしょうか。メーカーや小売、サービス業にとっては、単なる「一度きりの購入」ではなく、来日前からの期待づくり、滞在中の購買・体験設計、帰国後のファン化やリピートに至るまで、一貫した接点づくりが求められるようになりました。本特集では、企業・ブランドがどのように訪日客に向けてブランドを発信し、売上やリピートにつなげればよいのか、旅マエ・旅ナカ・旅アトの各フェーズで成功事例をもとにヒントを探ります。

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