日本のユニークなアイテムとして、海外人気を集めている「文具」。そんな中、文具メーカーであるコクヨが羽田エアポートガーデンの直営店「KOKUYODOORS」を軸に、様々なインバウンド対策を行っている。訪日観光客へのアプローチ戦略について、同社グローバルステーショナリー事業本部の三上由貴氏と柴田順子氏に聞いた。
海外で人気が高まっている日本の「文具」。文具メーカー・コクヨが羽田エアポートガーデンにオープンした直営店「KOKUYODOORS」は、そんな海外の文具ファンでにぎわっている。
オープンしたのは2023年1月。アジア圏を中心に、アメリカ・オーストラリア・ヨーロッパなど、世界50カ国以上の訪日観光客が訪れている。
文具をマンガ・日本食に並ぶ日本の代表文化に
コクヨのインバウンド対策の戦略について、同社グローバルステーショナリー事業本部マーケティング戦略推進本部CXデザイン部部長の三上由貴氏は「『ブング』がマンガ・日本食などのように日本の文化の一つとして認識されることを目指している」と話す。
「日本の文具は、品質はもとより、細やかなところまで考え抜かれた機能美やバリエーションの豊富さが特徴です。その中でも当社は1905年以来...

