セガが国内初の公式旗艦店「SEGA STORE TOKYO」をオープンした。ゲーム、映像、ライブ、LBEなどでIPを広げる同社にとって、リアル店舗は単なる物販の場ではない。ファサードや照明を変化させる可変性、ファンをがっかりさせない在庫管理、スタッフのIP理解まで。店舗体験を支える細部にはどのような意図があるのか。リテール部の菊池賢哉氏に聞いた。
数々のゲームタイトルを生み出してきたセガが2025年7月、国内初の公式旗艦店「SEGA STORE TOKYO」を渋谷パルコ6階「CYBER SPACE SHIBUYA」にオープンした。同社は2026年4月に「リテール部」を新設。常設店舗やポップアップを通じたリテール事業を本格化させている。
背景にあるのは、ゲームにとどまらず、映画、ドラマ、ライブ、LBEなど多様な接点でIPを広げる「トランスメディア戦略」だ。リテール部の菊池賢哉氏によると、その戦略の中でリアル店舗は、単に商品を販売する場所ではなく、セガのエンターテインメントを生活の中に届け、ファンの声を受け取る接点として位置づけられている。
「リアル店舗は、ライセンスビジネスの循環を高めつつ、多岐にわたるセガのエンターテインメントを、お客さまの生活の中へ届けていくための接点です。同時に、お客さまと直接コミュニケーションができる場所でもあります。お客さまがどんな反応をしているのか、どんな要望があるのか。その声を吸い上げ、商品開発や店舗オペレーション、他事業との連携にも生かしています」(菊池氏)。
SEGA STORE TOKYO
SEGA STORE TOKYOのレジ上に掲げられている「Empower the Gamers(感動体験を創造し続ける)」という言葉は、セガの企業ミッション。店舗のコンセプトを考慮するにあたり、まずこのミッションから「セガらしさ」を解釈したという。
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