「日本食」「和食」は、訪日観光客からの人気が高い。「和食」のユネスコ無形文化遺産登録をきっかけに、海外からの関心が高まっている。そんな中、お好み焼などの鉄板粉ものを日本食として世界に広めたいと考えているのが、オタフクソースだ。同社が行うインバウンド対策について、国際事業部 国際マーケティング課 課長の平賀耕介氏に聞いた。
広島で生まれた調味料メーカー・オタフクソースは2024年6月、「インバウンドへの5つの取り組み」を発表した。内容を説明したリリース内では、“お好み焼”について知ってもらうための海外向けWebサイトや、お好み焼のつくり方や食べ方を複数の言語で説明した「OKONOMIYAKI GUIDE」といった取り組みについて紹介。加えて、キャリーケースなどに貼れる「『お好み焼』ステッカー」や、ヴィーガン対応商品、広島お好み焼体験スタジオ「OKOSTA」についても説明している。
訪日プランの一つにお好み焼店を入れてもらう
これら海外生活者向けの取り組みによって、「日本でお好み焼を食べて知ってもらう」「お土産として持って帰ってもらう」「旅行後にもお好み焼を食べて、また日本でお好み焼を食べたいと思ってもらう」といったサイクルをつくりたいと話すのが、オタフクソース国際事...


