40年以上にわたり世界中の人々から親しまれている『DRAGON BALL』には、世代や国を超えて、一人ひとりの記憶の中に異なる思い出がある。世界初の常設ストアが向き合ったのは、そのようなファンの記憶を受け止めながら、作品の“今”に触れられる体験をつくることだった。では、その店舗空間はどのような工夫とこだわりによって設計されたのか。東映アニメーションの水沢優花氏が話したのは、ファンが自分の中にある『DRAGON BALL』と出会い、何度も訪れたくなる店づくりの考え方だ。
東京駅一番街1階にオープンした世界初の『DRAGON BALL』のストア「DRAGON BALL STORE TOKYO」。入口に設置された孫悟空と龍の大きな立像。
2025年11月、東京駅一番街1階に「DRAGON BALL STORE TOKYO」がオープンした。企画運営を担うのは東映アニメーション。常設の「DRAGON BALL STORE」は、世界初となる。
『DRAGON BALL』は、1984年に『週刊少年ジャンプ』で連載が始まって以来、40年以上にわたり世界中で支持されている作品だ。コミックスの全世界累計発行部数は2億6000万部を超え、テレビアニメ、映画、ゲーム、グッズなど、さまざまな形でファンとの接点を広げてきた。
では、常設ストアは『DRAGON BALL』とファンの関係において、どのような役割を担うのか。東映アニメーションの水沢優花氏は、その価値を「作品とファンの関係を日常の中でつなぎ続けられる点」にあると話す。
「イベントや期間限定の展開では、その時々の盛り上がりがたしかに存在します。...


