少子化が進むなかでも、国内玩具市場は2025年度に1兆1664億円と過去最高を更新した。その成長を支える存在として注目されるのが「キダルト」層だ。日本玩具協会が主催する「TOKYOおもちゃショー2026」でも、懐かしいIPの再解釈やクローズドパッケージ、コレクション性の高い商品など、大人の購買を意識した提案が目立った。こうした購買層の広がりは、商品開発や売り方にも変化をもたらしている。ここでは、各種データと日本玩具協会への取材をもとに、玩具市場の現在地と、キダルト層が市場にもたらしている変化を読み解く。
185社・約3.5万点が集結 玩具の祭典が今年も開催
国内最大規模の玩具見本市「TOKYOおもちゃショー2026」が、8月27日から30日までの4日間、東京ビッグサイトで開催された。今年で63回目を迎え、185社(国内110社・海外75社)が出展。「日本おもちゃ大賞2026」の受賞商品を含む、最新のおもちゃ約3万5000点が一堂に集まった。
玩具市場は2023年度に初めて1兆円を突破し、2025年度には前年比106.3%となる1兆1664億円まで拡大した。5年連続で過去最高を更新している。こうした市場の成長を背景に、今年のおもちゃショーでも、子ども向けにとどまらない幅広い商品提案が見られた。
とりわけ、カードゲーム・トレーディングカード、ぬいぐるみ、ホビーなど、キダルト需要を取り込んだカテゴリーの存在感が高まっている。会場は、玩具市場の現在の広がりと変化を映し出していた。
| DATA | |
|---|---|
| 正式名称 | TOKYOおもちゃショー2026(第63回) |
| 主催 | 日本玩具協会 |
| 会期 | 2026年8月27日(木)~30日(日) |
| 場所 | 東京ビッグサイト |
| 出展 | 185社(国内110社・海外75社)、最新おもちゃ約3万5000点 |
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