発売から60年以上続く「雪印コーヒー」が、新プロジェクトで起用したのは芸人・ムーディ勝山をモチーフにした妖精・コーヒィ勝山。駅や電車内のOOH、原宿でのポスター展を組み合わせた展開で、“疲れの多い時代に、すっきりとした甘さで心を軽くする”というメッセージを発信した。
ロングセラーブランド「雪印コーヒー」は2025年4月、新たなプロジェクト「甘さですべてを受け流せ。」を実施した。テーマは“疲れの多い時代に、すっきりとした甘さで心を軽くする”というものだ。
同社が着目したのは、生活者が抱える漠然とした疲労感。慣れない仕事のミスやうまくいかない人間関係など、日常の様々な疲れやストレスを感じるすべての人に対して、ブランドの本質である「すっきりとした甘さ」を体験として思い起こしてもらうことを狙ったと、同社市乳事業部の浪江晃斗氏は語る。
「『雪印コーヒー』のすっきりとした甘さは、疲れている方にとって心地よいものだと考えました」(浪江氏)。
ただし、今回のテーマである“疲れ”を直球で語ってしまうと、表現が重くなり、受け手に負担を与えかねない。そこで同社は、世の中の疲れをチャーミングに描き出すキャラクターとなる人物を探したという...

