少子化のなかで5年連続「過去最高」を更新 1.1兆円の玩具市場の成長を支える “大人たち”の購買実態

公開日:2026年10月05日

「子ども向け」という概念は古い 1.1兆円市場を支える“大人たち”

2025年度の国内玩具市場規模は、前年度比106.3%の1兆1664億円となり、過去最高を更新しました。少子化が進み子どもの人口が減少を続けるなかにあっても、玩具市場は5年連続で過去最高を更新し続けています。この成長を力強く牽引しているのが、自分のために玩具やホビーを購入する大人たち、いわゆる「キダルト」層です。

日本玩具協会の戸所正信会長は、こうした変化を「おもちゃから“子ども”という概念がなくなりつつある」と表現します。「TOKYOおもちゃショー2026」の会場でも、かつてのようなファミリー層だけでなく、大人同士やカップル、シニア層など来場者の幅が大きく広がっていました。

かつて子ども向けとされてきた玩具は、いまや大人にとっても「つくる、集める、競う、獲る、飾る、つながる」といった多様な楽しみを伴う消費対象となっています。本特集では、カプセルトイ、TCG、クレーンゲーム、対話型AI、食玩、二次流通、そして心理学まで、キダルト...

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キダルト消費 1兆円超えの玩具市場を牽引する“大人たち”の購買実態

少子化が進む一方で、国内の玩具市場は拡大を続けています。その背景のひとつとして存在感を高めているのが、自分のために玩具やホビー商品を購入する大人、いわゆる「キダルト」です。かつて子どものものと捉えられてきた玩具は、いまや大人にとっても、つくる、集める、競う、獲る、飾る、つながるといった多様な楽しみを伴う消費対象になっています。さらに、大人が主要な顧客となることで、商品企画や売り場、価格、販促、コミュニティのつくり方など、玩具ビジネスのあり方にも変化が生まれています。本特集では、玩具市場の現在地を捉えながら、キダルト消費を象徴するさまざまな商品や売り場、サービスを取材。二次流通や投資、リバイバルといった周辺の動きも含め「大人が玩具を買う」という現象の先にある、消費とビジネスの構造変化を探ります。

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