続く値上げ、異常気象の常態化、そして生成AIの浸透。2026年の売り場は、外部環境の変化がそのまま「棚前心理」に直結する1年になりそうです。月刊『販促会議』の「ショッパーインサイト大予測」、3回目の実施となった今回は広告会社・リサーチ会社など計7社に、売り場にいる買い物客のインサイトや行動を一斉に予測してもらいました。各社の見立てを並べてみると、見えてくるのは「商品力の差」だけでは売り場が決まらない時代が、すぐそこまで訪れているという事実です。では、2026年の売り場ではどんな準備をすべきなのか。そのポイントは大きく3つに整理できそうです。
物価高の長期戦 「買う量」を守るための納得づくり
まず無視できないのが、物価高が続く前提です。生活者は「買うか/買わないか」だけでなく、「どれだけ買うか」をシビアに調整しています。まずマクロミルは、購入数量を減らさないための施策が必要だとし、店外の事前計画と、店頭での価格志向を両方捉える設計を挙げました。加えて「コスパ」「タイパ」を、根拠とセットで伝えることが重要だと話し、単なる値ごろ感だけでなく、「使い切れる」「失敗しない」「時短になる」といった購買理由を伝えることができればできるほど、購入数量を削る心理にブレーキがかかるのではないかと予測しました。...

