菓子・アイスクリームは、来店後に売り場で商品を見て購入を検討する非計画購買が多いカテゴリーだ。ロッテは直近1年、“生活者の買い物時間の二極化”と“買い物1回あたりの買い物点数の減少”を買われ方の変化として捉え、ヤングファミリー向けの提案設計とインバウンド施策を見直した。今回、同社営業本部営業戦略部セールスイノベーション課の岩波俊介氏、中野駿氏に話を聞いた。
ロッテが直近1年で顕著なショッパーインサイトの変化として捉えているのが、店内で時間をかけて商品を検討する人と、短時間で必要な商品を購入する人の「買い物時間の二極化」だ。
ロッテによると、買い物時間の二極化が進んだ結果、「1回あたりの買い物点数が減る」という形で表れているという。同社の岩波俊介氏は店頭の売り場で感じるショッパーの変化を次のように語る。
「買い物時間の二極化が顕著になるといった店内行動の変化に伴い、課題になってきたのは買い物1回あたりの買い物点数が減少していることです。買い物時間が短くなると、時間の短さに比例して買う商品点数も少なくなります。しかし一方で、買い物時間が長ければ買う点数が増えるかというとそうではありません。時間をかけて“買うものを吟味している”という意味では、こちらも買い物点数を減少させることにつながっているのです」(岩波氏)。
この変化が同社にとって重要になる背景には、扱う商材の特性がある。菓子・アイスクリームは、来店前に「買うものが完全に決まっている」というよりも、売り場で...

