2025年の売り場を振り返ると、物価高やタイパといった要因に加えて、もうひとつ無視できないポイントがある。それが、異常気象の存在だ。2025年夏に観測された記録的な猛暑を「受け入れながら暮らしている」生活者。外出、食卓といった日常の選択が、気温によって揺さぶられる場面を、インテージの調査結果とともに見ていく。
2025年の売り場を振り返ると、近年問題化している異常気象を「前提」として暮らす生活者が増えていることが見えてきました。暑さによって、買い物や外食の場面で選択を揺さぶられる生活者も増えています。今回は当社の小売店販売データのPOSデータ「SRI+」やアンケート、食卓調査のデータベースを手がかりに、2025年に起きた“買われ方の変化”を読み解いていきます。
汗を“抑える”ことはもう諦めた?暑さ起点で“買う理由”が変化
直近1年で特に顕著だったのは、「暑さ対策」における買われ方の変化です。まずは「2025年夏の生活・消費行動」データから、需要カテゴリーを見ていきます(図1)。
図1
アイスクリーム、日焼け止めなど夏物商材は好調に推移。
出典:インテージSRI+(カテゴリ定義・対象業態はイン...
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