最終審査員総評
【審査員長】
嶋 浩一郎氏
博報堂/博報堂ケトル
執行役員
エグゼクティブクリエイティブ
ディレクター/ファウンダー
「販促コンペ」の審査で大事にしていることはクリエイティビティ。「その手があったか!」と思わせてくれるボタンの押し方です。いいボタンを押すためには一撃で人のインサイトを捉えなければなりません。「実はそう思っていた」、「そう、それがやりたかった」と人々が思う行動の提案です。厳しく言えばインサイトを捉えていないボタンをいくら押しても人は動きません。応募者のインサイト発掘力は年々増してきていることを感じます。今年は審査員がなるほどね、そんなインサイトがあるんだ!と感心する発見が多かった印象が。インサイトは顕在化しているものではなく隠されたものです。それを発見する洞察力を鍛えていきましょう。
青木耕平氏
クラシコム
代表取締役社長
今回のお題は、企業にとって「正解」が存在しない課題に取り組むもので、一筋縄ではいかない難しさを含んでいました。それにもかかわらず応募作は、未知の領域に挑戦する姿勢を示し、新鮮な視点と緻密な分析に裏打ちされた企画が目立ちました。さらに、それらが実務的な提案として成立するかどうか、過去に類似の事例が存在しないか、前提となる事実認識や論理構成に誤りはないかといった点まで丁寧に検討されており、プロフェッショナル、あるいはそれを目指す人々の矜持を強く感じました。
奥谷孝司氏
顧客時間
共同CEO 代表取締役
近年販促の手法は多様化していますが、我々はその「販促体験」を顧客にとっていかに意味あるものにできているでしょうか。顧客は今、「買う物やサービス」を探しているのではなく、「買う意味」を探しているように思います。ある商品・サービスを手に取る行為にまで導くには、顧客に「これが私の欲しかったものだ」、「ちょっと試してみよう」という気持ちにさせる必要があります。つまり、顧客に少し立ち止まってもらって、左脳も使って考えてもらうことが大切です。今回の審査会では買う意味を深く吟味...

